技術記事 / VMware Horizon と VDI

Horizon でローカルから仮想デスクトップへの転送だけを許可し、持ち出しを防ぐ方法

クライアントドライブ、ファイル転送、クリップボード、ドラッグ&ドロップを個別制御し、マップドライブが逆方向経路にならないことを確認します。

先に結論

クライアントドライブ、ファイル転送、クリップボード、ドラッグ&ドロップを個別制御し、マップドライブが逆方向経路にならないことを確認します。このケースでは、まず「Client Drive Redirection」と「クリップボード方向制御」を確認し、その後「ファイル転送/ドラッグ&ドロップポリシー」を基準に修正の要否を判断します。

目標状態を先に決める

この仮想化/VDIの事象では、まず「Client Drive Redirection」と「クリップボード方向制御」で障害境界を決め、その後「ファイル転送/ドラッグ&ドロップポリシー」へ進みます。本番設定を変更する前に、現状、発生時刻、正常な比較対象を記録します。

設計前に確認する境界

確認項目確認する理由推奨アクション
01 · Client Drive RedirectionClient Drive Redirection を、設定値だけで判断せず、ログ、カウンター、状態情報で実経路上から確認します。Client Drive Redirection の現在値、証跡元、時刻を記録します。変更が必要な場合は一度に一条件だけ変更し、切り戻し用に元の設定を保持します。
02 · クリップボード方向制御クリップボード方向制御 を、設定値だけで判断せず、ログ、カウンター、状態情報で実経路上から確認します。クリップボード方向制御 を読み取り中心で確認し結果を保存します。基準との差がある場合は、障害時刻と直近変更との関係を確認してから修正します。
03 · ファイル転送/ドラッグ&ドロップポリシーファイル転送/ドラッグ&ドロップポリシー を、設定値だけで判断せず、ログ、カウンター、状態情報で実経路上から確認します。ファイル転送/ドラッグ&ドロップポリシー を正常系、ログ時系列、実際の業務経路と比較し、原因であることを確認してから本番設定を変更します。
04 · GPO/Agent 設定GPO/Agent 設定 の現在値、関連ログ、直近の変更を確認し、障害発生時刻と突き合わせて変更要否を判断します。GPO/Agent 設定 の現在値、証跡元、時刻を記録します。変更が必要な場合は一度に一条件だけ変更し、切り戻し用に元の設定を保持します。
05 · マップドドライブへの逆方向書き込み検証マップドドライブへの逆方向書き込み検証 の現在値、関連ログ、直近の変更を確認し、障害発生時刻と突き合わせて変更要否を判断します。マップドドライブへの逆方向書き込み検証 を読み取り中心で確認し結果を保存します。基準との差がある場合は、障害時刻と直近変更との関係を確認してから修正します。
06 · ブラウザー/USB などの迂回経路ブラウザー/USB などの迂回経路 の現在値、関連ログ、直近の変更を確認し、障害発生時刻と突き合わせて変更要否を判断します。ブラウザー/USB などの迂回経路 を正常系、ログ時系列、実際の業務経路と比較し、原因であることを確認してから本番設定を変更します。

推奨する実装ポイント

  1. まず読み取り中心で証跡を取得し、設定変更前に「Client Drive Redirection」と「クリップボード方向制御」を確認します。
  2. 最初の確認が正常なら「ファイル転送/ドラッグ&ドロップポリシー」と「GPO/Agent 設定」へ進み、障害時刻と結び付く証跡を残します。
  3. 証跡が症状を説明できる場合に限って設定を変更します。「マップドドライブへの逆方向書き込み検証」を変更する前に元の値と切り戻し条件を定義します。
  4. 「ブラウザー/USB などの迂回経路」は限定範囲で検証してから、本番ユーザーまたは本番トラフィックへ展開します。

段階的な導入

  • ユーザーまたはアプリケーションの一連の業務動作を確認し、「Client Drive Redirection」単独の状態だけで完了としません。
  • 変更後に「マップドドライブへの逆方向書き込み検証」と「ブラウザー/USB などの迂回経路」を再確認し、新たな迂回、権限拡大、二次障害がないことを確認します。
  • 「Client Drive Redirection」から「ブラウザー/USB などの迂回経路」までの証跡、変更前後の設定、業務確認結果、切り戻し点を保存します。

受入確認

  • 「Client Drive Redirection」と「クリップボード方向制御」を同時に変更し、どちらが原因だったか追跡できなくすること。
  • 「ファイル転送/ドラッグ&ドロップポリシー」が正常というだけで、「GPO/Agent 設定」を含む業務経路全体も正常と判断すること。
  • 「マップドドライブへの逆方向書き込み検証」または「ブラウザー/USB などの迂回経路」の一時例外を、責任者・期限・切り戻し記録なしで本番に残すこと。

関連する確認事項

「Horizon でローカルから仮想デスクトップへの転送だけを許可し、持ち出しを防ぐ方法」はどこから確認すべきですか?

まず「Client Drive Redirection」と「クリップボード方向制御」を確認します。本番状態を変えずに最初の切り分け境界を作れます。

最初の層が正常な場合、次に何を確認しますか?

次に「ファイル転送/ドラッグ&ドロップポリシー」と「GPO/Agent 設定」を確認し、障害時刻および実際のユーザー/アプリ経路と突き合わせます。

変更後に何を残すべきですか?

「マップドドライブへの逆方向書き込み検証」と「ブラウザー/USB などの迂回経路」の証跡に加え、元の設定、検証結果、観察記録、切り戻し点を保存します。

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